結婚式の花を依頼する前に必要な確認事項
ブーケも会場の花も希望を決めたし、写真も撮ったし!
今度の日曜日にでも花屋さんに行こうかな?
へ?会場?予約??
花屋さんに行くだけじゃないの??
花屋さんに行く前に済ませておくこと
1.頼みたい花の内容すべてについて、
会場担当者に説明・了解を取っておく
2.頼みたい花の内容すべてについて、どこまで会場がやってくれるか
(どこまで花屋に頼むか+持ち込み時間)確認しておく
3.当日着る 「ウェディングドレスと小物」 を試着した写真を
「前・横・後姿」と用意してある
4.頼みたい花の希望イメージの写真(雑誌切抜きなど)を用意してある
5.花屋さんに、相談日時の予約を取ってある
ひとつでもやっていない事があったら、まずはそちらが先決です!
この5項目を済ませていないと、花屋さんに行っても無駄足になるから。
ひとつずつ、詳しく説明しますね。
頼みたい花の内容について会場の了解を取るのはなぜ?
結婚式の会場に搬入できる花には決まりがあります。
まず、そもそも持込みできるか、という事もありますが、持ち込みの規定の中にも、OKの品とできない品がある場合があります。
(ブーケはOKだけど、卓上花はNG など)
また、会場と提携している花屋さんは、飾れる花の種類や飾り方、
花器の種類など、細かい指定を会場側から受けていることも多いです。
もちろん、提携外の花屋さんはこの決まりを知りませんから、あらかじめ、
あなたが頼もうとしている花がこの規定に沿ったものかどうかを会場に確認しておく必要があります。
まず会場側がその提案を許可してくれないと、花屋さんに作ってもらっても飾れないという事態が発生しかねません。
例・・・お手洗いに飾りたい・ブーケプルズをしたい・花の中に何か隠したい etc・・・
まず、その花を飾っていいかどうか。
これを必ず会場に確認します。
会場と花屋の分担の線引きを決めるのはなぜ?
細かいことですが、これをきちんと確認しておかないと、当日パニックになる可能性が!
たとえば、披露宴でブーケプルズをしたいとします。
あなたは、花屋さんにプレゼント用のブーケを頼みました。
会場にもプルズイベントをしたいことを話してあって、その時間も設けてある。
ところが、花屋はプルズ用に使うこともリボンをつけてくれとも聞いてない。
会場の担当者は担当者で、「ブーケを頼んである」と聞いているから当然全て整ったものがくると思っている。
こうなると・・・当日、何が起きるかはわかりますね?
ブーケプルズはできなくなります。だって引くリボンがないんですから。
幸いこの場合は、トスブーケのイベントに変更すれば済みますが・・・
プロ同士でお互い話し合ってくれるだろう
という勝手な思い込みは厳禁です!!
もちろん、不明点があればきちんと電話して確認してくれるお店もあります。
でも、そんなことしてくれるかどうかなんて、分からないんですから!!
会場にも花屋さんにも、両者に依頼するのはあなたです。
あなたしか、全事情に通じる人はいないんです。
「ブーケプルズのイベントをしたいが、ブーケを頼むときはどうすればいいか? 何をどこまで用意すればいいか?」
をあらかじめ会場に聞いておき、花屋さんには
「ブーケプルズをするために使いたいのですが、プルズ用のリボンは会場でつけてくれるので要りません」
と頼めば当日パニックになることはありません。
残念ながら、ごくごく普通の挙式会場やレストランの場合、担当者は何でもしてくれる万能コンシェルジュではありません。
特に、オリジナルのイベントをしたい場合は、「あなたが企画者」ですから、
あなたから、会場にも、花屋さんにもその内容を説明し、
どこまでをどちらが担当するのかはっきりさせなくてはいけません。
「えええ!? 自分でそんなことまでしなくちゃいけないの!?」
と思うかもしれません。
もちろん、あなたは多忙ですから、会場担当者に頼んで構いません。
ただし、 「丸投げ」 を絶対しないこと!!
「ブーケプルズをしたいが、何をどこまで用意すればいいのか、どこから会場でやってくれるのか」
と担当者に確認すればいいんです。
あなたから聞けば、どうすれば良いか答えてくれます。
しつこいようですが、何事も、 「あなたから聞くこと」!
また、その次の打ち合わせの時などに、
「ちゃんと手配してくれたかどうか?」の確認を自分で行いましょう。
後で泣いて文句を言うより、事前にちょっと確認する方がよっぽど良いです。
ちなみにこの確認は、挙式3日前くらいにもやったほうが良いでしょう。
「明後日挙式でお願いしている○○と申します、ご確認させて頂きたいのですが」
のように再度のお願いと言うかたちで電話して、
「ではどうぞよろしくお願いいたします」 と締めくくればいいでしょう。
実際このようなお電話をしてくるカップルはけっこういましたよ。
会場・衣装店・花屋・引き出物などを外部に頼んだ場合はそちらにも!
もしも、この時に数や配送の手配ミスや行き違いが判明した場合でも、
3日前に分かれば何とかなります!
面倒くさいなんて言わない!
泣いて後悔するのとどっちがいいですか?
どんなにクレームを言ってもあなたの結婚式は帰ってきません。
自分で自分が泣かないように、足元を固めましょう!
ウェディングドレスと小物を試着した写真を用意する理由
これはもう、散々言ってきたのでここで詳しく言うまでもないでしょう。
『百聞は一見にしかず』 です。
100回説明するより、1枚の写真の方がはるかに有効です。
小物もつけた写真を、できるだけ四方から撮っておいてくださいね!
(彼も衣装を着て一緒に写っているものがあるとBEST!)
花の色・形・イメージの希望写真を用意する理由
こでも散々言いましたので簡単に・・・
花の希望の色やイメージも、100回説明するより1枚の写真の方がはるかに正確に伝わります。
色・形・イメージごとに、理想の写真が分かれてもかまいませんし、
(色はこれ、形はこんなで、イメージはこっちの感じ。など)
「これだ!!」というものがあれば1枚でもかまいません。
しつこいようですが、花の品種などの細かい指定はなるべく避けましょう。
花屋さんにあらかじめ予約をしておく理由
ついつい、忘れがちですが、
花屋さんというのは結婚式場と違い、結婚式の仕事だけをしている訳ではありません。 (ブライダル専門のアトリエは除きます)
普通は、街の人々に、花を売っています。フツーですが。
ですので、むしろ、あなたの結婚式の方が特別行事なのだと思っておいたほうが良いです。
通常業務がありますから、いきなり行ったのでは、誰も相手してくれる人がいない!
ということも大いにありえます。
お客さんが多くて忙しい日にいきなり行ったりするとその可能性はかなり高くなります。
また、ちょっと誰か手が空いたとしても、ゆっくり相談できるようなスペースもありません。
必ず、できるだけ行きたい日の3日前まで、遅くとも前日には
結婚式の花の相談に行きたい、ということを電話で予約しておきましょう。
そうすれば、あなたのための時間や場所を空けてくれます。
具体的に例を挙げるなら、花屋さん側はこんな準備が必要なんです。
・スタッフを増やす
・スタッフの休憩時間をずらす
・水揚げなどの作業時間をずらす
・配達に行く時間をずらす
・打ち合わせできるスペースを空ける
・ブライダル雑誌や写真例などの準備 など・・・
花屋さんの仕事は超多忙です。
誰か手が空いているだろう、という予測は厳禁!!
ただ、比較的、手が空いている人がいる曜日があります。
それは、木曜日!
木曜日は、たいていの花屋さんでは仕入れがありませんから作業が少ないんです。
以下、すいている曜日順に
1.木曜日(ほぼ仕入れなし)
2.水曜日(仕入れをしない店が多い)
3.火曜日(仕入れが鉢物)
4.月・金曜日(生花の仕入れ&水揚げ)
5.土・日曜日(来客が多い)
月曜日と金曜日は平日だからとナメてはいけません。
花屋さんの仕入れの日だからです。
水揚げ作業と陳列をしなければなりませんので、
お客さんが少なくてもお店がごちゃつく日です。
ですが、予約を入れておけば問題ないでしょう。
土日は花屋さんも込み合いますが、仕事の都合上、土日でないと行けない、という場合も多いと思います。
予約を入れておけばもちろん対応はしてもらえますが、ほかのお客さんが並んだりして店内がドタバタし、落ち着いて相談ができないかもしれません。
混雑が気になる場合は日中の混雑する時間をはずし、午前中や、夜6時以降にすると比較的すいています。
準備ができたら、行ってらっしゃい!!
花を頼む、といっても、これだけいろいろあるなんて、びっくりしたでしょう?
でも、これだけ読んだあなたはもう、大丈夫!
こういうものなんだ、と知ってさえいれば、難しいことじゃありません。
お花屋さんへ頼みに行くころには、結婚式の準備も大詰め。
ひととおり手配が終わったら、ゆっくり、人生最大のイベントを迎えてくださいね。