ウェディングドレスを着こなすための小物選び
うう~ん、じゃあ小物もまじめに考えないといけないなあ。
でもでも、だって、合わせ方とか何があるかとかぜーんぜん分かんないんだもの。
店員さんにおまかせしちゃおうかなって思っちゃうじゃない?
分からないなら知ればいい
分からないからおまかせ、なんて丸投げ無責任発言して
終わったあとで後悔なんて、
自分以外の誰のせいでもない分いつまでもしこりになります。
「わかんないからおまかせします~」
って言うのは簡単。
でも後悔するのは自分自身。
だったら、ほんの少し予習しておけばいいだけ。
それも、な~んにも難しいことなんてない。
ただ、小物の種類にどんなものがあるかと、「何も決まりなんかない」
って事を知っておくだけでいい。
そう、な~んにも決まりなんてないんです。
いつもの洋服と同じように、ただ好きなようにコーディネイトすればいいだけ!
へ??
って気が抜けるかもしれませんが、それが真実。
だったら、「分からないからおまかせしますう~」
なんて、もったいない事言う理由なんてひとつもないじゃない?
これから、小物の種類と、基本的な合わせ方の例をお見せしますので
どうぞ、自分のセンスをゲストにアピールしてくださいね!!
ドレス小物の種類
一般に、ウェディングドレスに合わせる小物にはこれだけ種類があります。
しめて、トータル10点。
「髪型&メイク」は厳密に言えば小物じゃないけど、ドレス姿には欠かせない要素のひとつなので
ここでは、あえて「小物」の中に入れておきます。
ドレスショップでレンタルまたは購入するとついてくる「小物レンタルパック」で
コルセット・ヘアメイク・ブーケ 以外の7点は大体の場合含まれます。
(中には、靴は別料金という場合もあります)
が、そのアイテムはあくまでも「必要最低限」ですので、
流行ものなどのおしゃれなアイテムはないと思ってください。
大きく分けると、次の5つに分類されます。
1.下着類(パニエ・コルセット・靴)
2.アクセサリー(ヘッド・イヤリング・ネックレスなど)
3.ヘアメイク
4.ウェディングベール&手袋
5.ブライダルブーケ
順番に、説明しますね。
下着類(パニエ・コルセット・靴)
パニエについて
「パニエ」とは、ドレスのスカートの形を整えるためにドレスの下に履くスカートのことです。
チュールやワイヤーなど、ハリのある素材で作られています。
ドレスショップでは、お決まりのように店員さんがあらかじめスカートにセットして履かせてくれるので
種類があることや自分で選べることを知らないまま終わってしまうことも・・・
でもね、これ、種類がいろいろあるんです! でもって、もちろん、選べます!
スカートの形に合わせて、
・スレンダードレス用の細いもの
・Aライン用で、細めのもの
・Aライン用で、ボリュームのあるもの
好みやドレスに合わせて調節できるもの
・バッスルスタイル用のお尻部分をカバーするもの などなど・・・
もちろん、身長に合わせてスカート丈も何サイズかあるはずです。
店員さんが着せてくれたものでスカートのラインが気に入ればいいですが
「もうちょっとボリュームがあったらな・・・」
「もっとスッキリのほうがいいな・・・」
「ドレスより短すぎてパニエの裾から下が段になるのがイヤだな」
などなど、ちょっとでも不満があるならそれをハッキリ伝えましょう。
ウェディングドレスのせいでなく、パニエのせいでドレスラインが希望と違ってしまうがために
みすみす気に入ったドレスを諦めてしまうなんてもったいなさ過ぎる!!
コルセットについて
一般に、ビスチェタイプのブラジャーのこと。
これは、基本的に自分で用意(購入)します。
ブラジャーとウェストニッパーを別々に買うこともできるけど、ウェストまであるロングビスチェを買ったほうがお買い得。
1万円~2万円くらいで、通常の下着店で売ってます。
よく、「花嫁さんは白!」と言われるし、
わたしも実際「白がおすすめ」と言われて白を買ったのだけど
実際に白い下着でドレスを着たら、下着が目立ってしまったので
後からベージュのも買い足しました・・・(うう、予算外)
決してドレスの生地が薄かった訳じゃないです。
かなり厚手で、2重仕立てだしビーズ刺繍もしてあったのですが。
薄手の生地だともっと目立っちゃうかもしれません。
それに、式後のことを考えると、普段ワンピースやおしゃれ着に使うには白は目立ちすぎる、透けすぎる!
だから、個人的にはベージュをおすすめします。
可愛いフレアパンツなんかをお揃いに買っても○。
ショーツ&ストッキングのみというのは、着替えの時恥ずかしいですので
何かしら下にも履くことをおすすめします。
わたしは、普通のペチコートで済ませてしまったけど・・・
靴について
これ、ドレスショップでは23.0~24.0cmくらいの、EEというのが品揃えの中心です。
もっと小さい、もっと大きい足の人は別に用意しないといけません。
だから、小物レンタルの中に靴が含まれないお店も多いです。
しかも。
いくらウェディングドレスのサイズ直しをしても、スカートの長さっていじらないことが多い。
そもそもデザインのバランスが変わっちゃうから。
刺繍とかしてあったり、スカートが何重にもなっていたら切ること自体がそもそも難関。
だから、靴のヒールの高さで調整するんです。
で、ドレスショップにある数少ない靴でそれを調整するのも、足のサイズが23.5cm前後の人限定。
じゃあ、足の大きい&小さい人はとっても大変!?
かと思いきや、実は、そんなに悩まなくても大丈夫なんです。
ミニやアンクル丈のドレスでもなければ、靴なんてそうそう見えません。
多分、見えないです。
だから、何もドレスショップにあるような真っ白のパンプスでなければならない理由はどこにもないの。
つまり・・・
自分の足とドレス丈に合う、淡い色の靴であれば、何でも好きな靴を履けばいいんです!
ね、簡単でしょ!
また、ミニやアンクル丈のドレスなら、単純に、ドレスのイメージと合う
可愛いミュールなんかを選ぶのも○!
自由に選んでくださいね!
アクセサリー(ヘッド・イヤリング・ネックレスなど
ヘッドアクセサリーについて
髪につける小物には、このような種類があります。
基本的には、好みで選んでOK.
それぞれのアイテムの素材やボリュームによってイメージが変わるので
種類よりも素材やイメージを重視したほうがいいです。
・シルバーかゴールドか・・・ドレスや肌の色と合わせる
・ゴージャス系・シンプル・可愛い系のどれにするか
・・・なりたいイメージに合わせる
・ビーズ・パール・金属・コットン・ウールなど素材
・・・なりたいイメージに合わせる
加えて、髪型やドレスのボリュームが大きい(広がる)場合はコンパクトに。
ドレスや髪型にボリュームがないときはちょっと大きめを選ぶと
メリハリがついてバランスが良くなります。
全部を「大きく」すると野暮ったく、
全部を「小さく」すると貧相に
全部を「中くらい」にしてもパっとしなくなっちゃいがちなので
いろいろ着けてみて、全身を鏡に映して選びましょう。
イヤリング&ネックレスについて
基本的に、セットのデザインでペアで用意されてることが多いです。
でも、絶対お揃いでなくちゃいけない理由もないので
全体的なイメージが同じならまったく違うデザインの組み合わせでもかまいません。
これも、素材や色・イメージで、なりたいイメージや肌の色に合わせて選びます。
ドレスショップにあるものでなくても全く構わないので、
近所のアクセサリーショップや雑貨屋さんで選んでもOK.
その場合、選びに行く際には、ウェディングドレスと同じネックラインの洋服を着ていくと便利です^^
ラウンドネックにはラウンドやチョーカー、
Vネックにはティアード、
大きく開いたビスチェにはその空きをカバーするデザイン
が一番キレイに見えるので
ドレスと同じネックラインの服を着ていくと、ウェディングドレスに合わせた時のイメージが掴みやすくなるからです。
ヘアメイク
メイクは、最近はナチュラル系が主流ですが・・・
年配の美容師さんだったりするとコッテコテに塗ったくらちゃう場合もあります。
また、髪型は、ドレス姿の印象を変えるとても大事な要素です。
髪型が変われば、全体のイメージが大きく変わります。
正装時は髪を結い上げるアップスタイルが正式ですが
カジュアルダウンして下ろしてももちろん構いません。
で、メイクや髪型って、実際やってみないとどうにも分からないもの。
だから、ウェディングドレスとほかの小物が決まったら、挙式前に一度
「ヘアメイクリハーサル」をすることをおすすめします。
担当者と話すだけの「打ち合わせ」じゃなくて、実際にやってもらう「リハーサル」ね。 大体1~2万円くらい。
挙式当日というのは、30分で全部! というようなスピードでヘアメイクをやってもらうことになります。
具合を見て調整してもらうとか、やり直してもらうなんて、ハッキリ言ってできません。そんな時間はありません。
なので、前もってリハーサルをしてもらうわけですが、この時に。
「こんな感じにしたい」という髪型やメイクはもちろんなんですが、
「なりたい全体のイメージ」ってあるでしょ?
ヘアメイクのリハーサルの時に実際にウェディングドレスを着てやってもらえる場合は、やりながらいろいろ試行錯誤することもできるけど、
そうでない会場も多いんです。
だから「やりたい髪型」だけじゃなくて、
「こんなイメージ(まんまじゃないですよ、あくまでもイメージ)にしたい」
という写真も用意したほうがいいです。
その方が、美容師さんが 「あなたの頭の中のイメージ」 を再現しやすくなります。
「これやりたい」って髪形だけ持っていけばそれはやってくれるけれど、
その髪型とメイクであなたのドレスに似合うか、
あなたの希望のイメージになるかっていったらそれ別次元の話ですから。
あなたにとっての「こうなりたい」を叶えるためには、切り抜きどおりのヘアメイクをしてもらっても意味がないかもしれない。
もっとアレンジを加えた方が、「なりたいイメージ」に近づくかもしれない。
だったら、
「全体的にこんな感じになりたい」 というのと
「こんなヘアメイクにしたいと思う」 というのを
両方とも提示して、最も「あなたに似合う」ヘアメイクにしてもらったほうがいいと思います。
さてさて、次は引き続き、ベールと手袋についてです。