結婚式のプランに含まれる「装花」とは?
お花といえばお部屋のお花も決めなきゃいけないんだよね!
見積もり金額にも入ってるし、あとは色とか花とか決めればいいんだよね。
ブライダルフェアで見たあーんな感じに・・・
それとも、雑誌で見たあーんな感じに・・・?
ちょっと待って! その見積もり、何の事だか分かってる?
『えっ? 装花代・・・って書いてあるし。
会場とかの花のことでしょ?
他に何があるっていうの??』
・・・確かに、結婚式のプランには、
『装花代○○円が含まれています』 『装花込み』
のようによく書かれていますし。
花なしのプランに
「では、このプランに○○円ランクの『装花』をお付けするということで・・・」
なんて事もよくあります。
でも、その 『装花』、
一体 『どの花のことを指しているのか』 分かってる??
『え? だから・・・ 花でしょ??』
あなたの想像しているのは、おそらく会場いっぱいの花、花、花。
でもね、その 『装花代』 に含まれる内容は、そのうちの一部に過ぎません。
『ええ!? どーいうこと??』
ブライダルフェアの見本全部は「装花代」に含まれない
ブライダルフェアに行くと、これぞ夢の世界!!
と思わんばかりにたくさんの花々でキレイに飾られてますよね。
入り口もキレイに飾られ、ドアの上には花のアーチがあったり
ケーキももちろんキレイに花で彩られ、会場中花であふれんばかり。
そして、ウキウキで見積もりをしてもらうと、「装花代」も込みでいくら、
と出てきます。
だから、あなたは当然、こう思います。
『お花も入っているのね!』
・・・と。
そりゃそうです、だって「装花代」って書いてあるもの。
普通、そう思います。
でも、残念ながら、それらの花はほとんどがオプションなんです。
基本的に、「装花代」に含まれているのは、
「メインテーブル(高砂花)」 と 「ゲストテーブル(卓上花)」
のみです。
それ以外の、
入り口のドアやら受付やらウェルカムボードやらケーキやら・・・
というのは基本的に別料金です。
(会場によってはケーキは含まれることもあります)
チャペルの装飾も、普通は別料金です。
さらに!
もう一つ知っておかなければいけないこと、それは・・・
ブライダルフェアで飾られている花そのもの
(花の種類や色・ボリューム)が、最高ランクのものだということ。
見積もりに書かれた金額は 「最低ランクの料金」 であり、
その金額で見本と同じようにはなりません。
ブライダルフェアで見たままの花の種類やボリュームを想像していると、後で大きなショックを受けます。
展示されている見本はバラやユリがたっぷり入っていても、
見積もりされている金額ではバラもユリも入らない、ということがほとんどです。
もしも見本のような花が飾りたい!と思ったら・・・
たとえば、見積もりの『装花代』が6万円だった場合、
フェアの見本のように作るだけ(メインとゲストテーブルのみ)でおそらく15~20万円くらいになります。
ウェルカムボードやケーキまわり、受付、ドア飾り、二人の背景なども加えたら、おそらく25万は下らないでしょう。
~30万くらいでしょうか?
当初の予算の4~5倍くらいに跳ね上がる危険がある訳です。
もし、予算を上げられなければ、希望とは全く違う、寂しい状態になってしまうという事です。
一般に、最低ランクの装飾花というのは、会場に対してかなり貧相です。
「これでいいかな」と思っても、実際披露宴会場に並べてみると小さすぎる場合が多々あります。
もともと真ん中くらいのランクで見積もってもらうほうがいいでしょう。
会場の知名度や花屋さんによっても、花の値段やプランに含まれる内容が変わってきますので、
見積もりに載っている花が
実際にはどんなものなのか、何が含まれるのかフェアのときにきちんと聞いておきましょう。
『ちょっと待って!
そもそも、「メインテーブル」とか「ゲストテーブル」とか
「それ以外の何とか」 とかって、
何のこと!?
どーいうものなのかさっぱり分からないんだけど?』
そりゃそうですね、普段生活しててそんなこと聞かないですからね。
では、その「結婚式の装飾の花」の中身を、少し説明していきますね!
メインテーブル(高砂花・たかさごばな)
「メインテーブル(高砂花・たかさごばな)」とは、
新郎新婦の座るテーブルに飾る花のこと。
(新郎新婦とゲストのテーブルが別れている、一般的な披露宴スタイルの場合)
この写真のはちょっと変わったタイプになりますが、
新郎新婦の座るテーブルに飾る花、ならどんなものでもこう呼びます。
一般的に、街の花屋さんで2~3万くらいから。
結婚式場やホテルではもっと高くなります。(5万円くらいから)
もちろん、テーブルの大きさによるので、お仲人さんがいる場合といない場合でも違ってきます。
お仲人さんがいる場合はテーブルの大きさが倍になるので、お値段も4~5万くらいから。
逆に、小さなレストランで花も小さくていい、という場合は1万円くらいでできることも。
基本的には主役ふたり(場合によって+仲人)のテーブルの花のことだけをさします。
二人の背景(テーブルの後ろの壁とか、テーブルの両脇に飾る花など)は通常別料金。
が、花屋さんや会場によってはケーキまわりの装飾も込みで3万円~という場合もあります。
要は、花屋さんや式場によってまちまち。
だから、何が含まれるのかを必ず確認しましょう!
ゲストテーブルの花(卓上花・たくじょうか)
メインのふたり、に大して、ゲストの座る席に飾るのがゲストテーブル装花。
基本的に、テーブルの中央に、食事の皿の邪魔にならないように置きます。
*丸テーブル(円卓)の例
*角テーブルの例
*長テーブルの例(主に会食用:新郎新婦とゲストが同じテーブルに座る等)
1テーブルに対して、1つのアレンジメントを置くのが一般的ですが
最近は、ゲストの人数分、や女性のゲストの分、など、披露宴の後で持ち帰りして頂けるように、小さな花束やミニアレンジを、テーブルの中心にディスプレイする、という方法も人気です。
上の写真では、こちらの角テーブルの例が、小さなアレンジを組み立てたもの。
ちょっと分かりにくいですが、キューブ状の花瓶9つを組み立てた形になっていて、うち2つがキャンドル、7つが持ち帰り用のミニアレンジになっています。
小さい花束を組み合わせたり、投げ入れにすることもできます。 ↓一例↓
ただ、1卓につき1つ、の場合よりも割高になるので予算には余裕を持って。
めやすとしては、1卓が通常 \3,000~の場合、1卓につきアレンジ3個にする場合は1卓 \5,000~くらいになると考えたほうがいいでしょう。(3割増しくらい)
1卓1つの場合でも、持って帰れるように作ってもらうことは可能です。(持ち帰れる人数は少なくなりますが・・・)
ただしこの場合は、返却しなくてはならないような高価な花器でなく、持ち帰りできるもっと安価な器になります。
予算と相談して、小分けにするかどうか決めましょう。
また、キャンドルサービスをしたい場合は必ず申し出て!
基本的には、この卓上花の中にキャンドルをセットしておくことが多いです。
(申し出ない場合は基本的にキャンドルはつきません!)
披露宴の会場にまず申し出て、会場側で用意してくれるのか、花屋さんに依頼するのかを確認したうえで
花屋さんに依頼するよう言われた場合は必ず花屋さんに言いましょう。
キャンドルをつける場合は、キャンドルの代金がプラスになります。
ここまでが、基本的に通常プランに含まれる 「装花」 になります。
次は、プランに含まれない他の装飾花にどんなものがあるのかをお話しますね!