結婚式の「パックプラン」はカップラーメン
なんとなく、分かってきたような・・・
でも、「挙式プラン」の何がいけないの?
だってみんなこういうプランで頼むんでしょ??
う~~ん、どういうこと???
「プラン」は即席めんなのだ
そもそも、結婚式の 「挙式プラン」 って何だと思います?
え? そりゃ結婚式のプランなんだろうって?
まあそれはそうなんですけど。
結婚式を挙げよう! と思ったときに、
なにか特別なことがなければこの 「プラン」 を選べばいいんだ
と思っていませんか?
多分、思ってるんじゃないかなあ。
だって、結婚情報誌にも会場のパンフレットにもプランの金額しか出てないし。
説明を受けると 「プランのご案内」 をされるしね。
でもね、その 「プラン」、
何が含まれているのかちゃんと調べた??
確かにね、「プラン」だけでも結婚式を挙げること自体は可能なんです。
でも、「いい結婚式にしたい」 とか
「ふたりの一生の思い出に」 とか、思っているんだったら
「プラン」だけで 『心に残る・いい結婚式』 にはならないと思います。
希望を叶えたり、思い出に残るような演出を・・・というなら、
かなりのオプション(追加)をしなくてはならないんです。
なんでかというと・・・
「プラン」 に含まれるのは、”結婚式”という儀式に必要な
ギリギリ最低限のものだけだからです。
たとえば・・・
例1:30名 54万8000円
(料理・飲物・席料・控室料・介添料・ケーキ・装花・音響照明・
印刷物・写真・サービス料)
*「衣装」がありません、別料金です
*引出物や引き菓子もありません
*挙式料も書いてないので怪しいです
*美容着付けも書いてないので別料金でしょう
*料理・飲物は最低額です
*装花に何が入ってるのか要確認です(ブーケとチャペルは別でしょう)
*印刷物(ペーパーアイテム)は一番安い品
*写真も1ポーズ六切り1枚のことが多いです(スナップ撮影やアルバムは別)
例2:80名180万円プラン
○衣装(新郎新婦各1着) ○美容着付 ○挙式料(場内人前式)
○料理 ○飲物 ○美容着付 ○音響照明 ○ケーキ ○装花 ○写真
○印刷物 ○引出物 ○サービス料 (控室料・介添料・席料含む)
*プラン料金に含まれる衣装は大抵の場合限定されています。
新作レンタルや衣装の追加は別料金
*美容着付も最初の1回だけなのでお色直しは別料金
*披露宴会場での人前式料の為、チャペルや神前式を希望の場合は別料金
*料理・飲物は一番安いもの
*装花にブーケや贈呈花などは含まれず、一番下のランク(詳細は第2章へ)
*写真は衣装1点分なのでお色直しをする場合は別途
*写真に何が含まれるのか要確認(通常スナップやアルバム・ビデオは別)
*印刷物(ペーパーアイテム)は一番下のランク
*引出物も通常一番下のランク
…のように、必要最低限のアイテムを、
一番安い金額で揃えたもの であることが一般的なんです。
つまり、
「これだけあれば結婚式をすることは可能だ」
というものであって、
「これであなたらしい思い出に残る結婚式はバッチリ!!」
というものではないんです。
そこのところが分かっていないと、後で
「もっと・・・したかったのに」
という不満や心残りが出てきてしまいます。
もちろん、 「挙式プラン」 だけでも 「結婚式」 は可能です。
ただ、料理も花も最低金額のものなので、「ケチってる」感は否めません。
人によっては招待状が届いた時点で 「安っぽい・・・」 かもしれません。
引出物も一番安いのなので、 「またこれか・・・」 になるかもしれないし。
プランで選べるドレスや料理・花の色・ペーパーアイテム・引出物といった
選択肢は種類が少ないことが多く、
特別な演出もないので、「フツー」の、単調な結婚式になります。
誰が主役であっても中身が同じ、それが「挙式プラン」です。
オリジナリティ(ふたりらしさ)を出そうと思うなら、
ドレスもペーパーアイテムも花も料理も演出も、
もっと手を入れないと叶えられません。
同じラーメンでも
「カップラーメン」 か 「こだわりラーメン屋さんのラーメン」 か
例えるならそんな違いがあるんです。
「挙式プラン」の金額で比較はできない
そんな 「挙式プラン」 ですから、同じ会場でもプランによって、
そして他の会場のプランであれば同じ人数でも
さっき挙げた例のように、その内容は千差万別です。
なんですが・・・
ついつい、この 「プラン料金」 で会場を比較してしまったりしませんか?
というか、多分みなさんこの金額で比較をしているはずです。
だって金額ってそれしか書いてないんだもの。
でもね、ただ単純にこの金額を比べてもまったく意味がないんです。
中身が違うんだから!
衣装は含まれなかったり、着たいと思ったドレスはプランの対象外だったり
はじめの着付けはしてくれるけどお色直しやお引き上げは入ってなかったり
プランの「花」は大抵テーブルの花だけでブーケや贈呈用は別料金だし
引出物や引き菓子・ペーパーアイテムが入ってないこともあるし
あと忘れがちなスナップ撮影の料金や
ウェルカムボードなんかも気をつけないといけないし・・・
前日や当日の新郎新婦や親族・友人の宿泊なんかも入ってるかどうかは?
・・・・・・
あっちの会場ではこれが入ってる、こっちでは入ってない・・・
っていうのがたくさんたくさんあるわけで。
単純に、『○名いくら』 だけで
中身や料金を比較することはできません!!
じゃあ、比較するにはどうしたらいいの?
「挙式プラン」は
1.あなたにとって必要なものが
全部含まれているとは限らない(大抵足りない)
2.その内容はプランごと・また会場によってもまったく異なる
なので、比較をするためには
1.あなたにとって必要なものをあらかじめ全てリストアップしておき
それを叶えた場合の料金をコースや会場ごとに算出してもらう
2.その、「中身が同じ」になった金額を比較する
という手順を踏まないと 『比較』 にならないんです。
これをやってもらうには、
フェア以外の日(多忙でない時)に会場に直接打ち合わせに行くか
メールや電話で何度か問い合わせをしないといけません。
しかも、その前に
『自分に必要なものをすべてリストアップしてある』
ことが大前提!!
実は、ここが肝心なんです。
結婚式場を探し始める前に、
「やりたいこと」を整理しておかないと後々困ることになります。
次のコーナーから、その 「やりたいことのまとめ方」 の話をしますが
その前にまず、会場選びの注意点を全部挙げてしまいますね。
*金額の出し方はまた別に 「自分で見積もりを作ろう!」 ページにて解説