あれもこれも今日決めろ!!
じゃあ、結婚式を素敵なものにしたかったら
具体的にはどんなところに気をつけたらいいの?
「満足な結婚式」にできない場合ってどんなケース??
どんな 「失敗例」 があるのかな?
最も多い失敗原因って?
「いい結婚式」にするには、まず「失敗ケース」から見ていくのが一番!
陥りやすい失敗のひとつが、
「とにかく時間がない!!」 ということ。
結婚式場の広告には、 「お急ぎ1ヶ月でもOK!」 とか
「3ヶ月で余裕!!」 とか、よく書いてあります。
実際、式場側は可能です。
でもそれと、 「あなたがすべてを即決できるかどうか」は別!!
決めるのは 「あなた」 です!
挙式や披露宴の会場を押さえたり、料理の準備をしたり、引き出物の手配をしたり・・・
ということはもちろん、会場側がしてくれます。
が!!!
どういう挙式にするのか?
披露宴の人数は?部屋はどこにする?会場装飾は?
料理はどれにする?
ドレスは?
招待状は?? などなど・・・
やってもらう「中身」を決めるのはあなたです!!
会場はあなたからの指示があればやってくれます。
イコール。
あなたからの指示がないとできません。
『全部やってもらえる、まかせておけばいい』
と思っていると、やらなければならないことの多さにパニックになってしまいます。
あれもこれも今日決めろ!!
挙式までの時間がないと、打ち合わせの時に
「今日中に、会場の装飾と、料理と、
それから引き出物と引き菓子も決めてください」
と言われることも・・・
いろんなことを即決しなくてはならなくなります。
招待状なんて、通常2・3ヶ月前、
最悪でも1ヶ月前には届いてないといけませんから、
まさに「即決」しなくてはなりません。
3ヶ月前に準備を始めた場合、その場で期限がやってきます。
ドレスなんか、3ヶ月を切ると
「その日に空いているドレスはもうこれだけです」
なんて事にもなりかねません。
選択の余地があるものでも、
「じゃあこの中からとにかく今日決めてください」 と言われ、
いわれるままにその場しのぎに
じゃあ、これで。
じゃあ、こっちで
・・・と決めていくと、出来上がった結婚式は
何もかもがメチャクチャだったりします。
とりあえず、 「結婚式」 として必要なものは一応ある という状況です^^;
また、結婚式の具体的な打合せというのは、早くに予約した場合でも
おおよそ、挙式の3ヶ月前から始まります。
ですが、”それから考える” のでは遅すぎるんです!!
この打合せは、 ”決定した事を伝え、内容を確認する”
だけのもの。
実際には、
”3ヶ月前に始まる打合せまでにすべての内容を決めておく”
事が必要なんです!
「1ヶ月でできる!」 というのは、
あくまでも 「最悪、1ヶ月前なら手配が可能である」 という事。
考える事すら1ヶ月や3ヶ月でやろうと思っていると、
全てがぐっちゃんぐっちゃんなまま当日を迎えることに・・・
はっきり言って、自分の夢がどうとか、招待者への気遣いがどうとか、
言っていられる状況ではないです。
とりあえず、「結婚式のメニュー」をこなすだけの結婚式
「もうこれしかなかった」という感じの似合わなくてサイズも合わないドレス
本当に適当なのがバレバレのどでかいティアラやどぎついネックレス
会場の色と花の色がメチャクチャ
引き出物はとりあえずカタログギフト
引き出物の数が足りない
招待者の席次表の名前が間違ってる
BGMもお決まりのもの
とりあえず定番を流すだけのプログラム・・・
参列者にも、
「大変だったんだな・・・こっちのことを考える余裕もないくらい」
とかえって同情すらされてしまいそう。
後で、 「あれはいい結婚式だった!!」 とは
自分も招待客もとても思えないでしょう。
もちろん、 「結婚式」そのものはできる。
できるけれど、本当にそれで満足?
少なくとも、ブーケを届けたときの花嫁さんのぶーたれ具合を見ていると、
満足しているとは思えないなあ。
わたしは見た! 大慌ての結婚式
『そんなこと、そうないでしょ。
とっても珍しいパターンなんじゃないの?』
なんて思ってませんか?
実際、花屋に来て、
「今日全部決めろっていわれたからとりあえず来た」
って言う人いっぱいいるのよ。
ドレスの写真もなんにも持ってなくて、
『会場のテーブルクロスの色とか料理のランクも今日決めた。
とりあえず決めなきゃなんないから見本見せてくれ』 って。
一応写真をいろいろ見てもらって、話を聞きながら想像でこれなら平気かな、と思うものをアドバイスしましたが
引き出物とか料理なんて、そんなアドバイスもほとんどしてもらえず、
聞いても、「これが売れ筋ですよ」 とか 「みなさんこれですよ」 とか
その程度のアドバイスで決めなきゃならなくて。
それで自分らしさとか、招待客の満足度とかまで、できるような状況じゃないです、見てても。
こっちもドレスも見てませんから、
ブーケを持っていって、 「あー、合わなかったな」 とか
装花を持っていって、 「・・・・ここに、これなの・・・??」
と思うこともしばしば。
見ているこっちがかわいそうになってくる時もあります。
その結婚式の写真を後で見ても、あんまりいい思い出にはならないんじゃないだろうか。
と傍目にも思ってしまうくらい。
予定外の事情で急遽挙式をする、ということもあるかもしれませんから、
人事だと思わずに、あらかじめ結婚式の知識をもっておくこと。
自分の希望は整理しておくこと。
これってとっても大事ですよ!
遅くとも、よく”間に合う”と言われている 「3ヶ月前」 までに
「自分がどんな結婚式をしたいのか」
「そのために何が必要か」
を、きちんとまとめておくのが成功の秘訣!!
*希望のまとめ方はこの章の後半
「ふたりらしい結婚式って?」
「脱カモネギ!賢い花嫁になろう」
「困ったときの豆知識」 にて説明しています!